「きょうだいげんか」は何気無い縁側を作ったような気がしていらっしゃる。

速いもので、我が家の長男も二十五年になり、長女も登用し、二男は外国を遊学しています。二男は小学生の一年生で空手を始め、一所懸命がんばり、小六のときに全国三前後にまでなりました。わが子どもの自負ではなく、書きたいのは二男が空手を始めた誘因なのです。長女が小三、二男は小一の辺りでした。騒動ばっかりしていました。たまには増長し、取っ組み合いになります。乳児の特技スキルは足蹴りでした。おけつをフロアに着けて、両足として二男にキックを吹き付けるのです。二男は一度も勝てませんでした。悔しさが募ったのでしょう。ある日、近くの体育館で空手の育成を見ていたそうです。二男の心の中に「姉ちゃんに勝ちたい」という想定が膨れ上がってきたようです。翌日その空手一団に仲よしを独自連れて入ったのです。二男の光栄のために書きますが、主人が空手を通じて一度も長女に手を出しませんでした。通う相手方が変わったのでしょう。二男は空手の遊戯に勝つためだけに努力するようになったのです。始めた誘因は「姉ちゃんに勝ちたい」でしたが「一段と強くなりたい」という想定に変わって行ったようです。ただし、むしろ小学校時期は終始長女に泣かされていました。やり取りで一度も勝ったことが無かったのでした。3日に一度の髪へのご褒美です